教室内だけでは学べないこと…現地に足を運び、自分の目で確認し、その場の人々と交流しないかぎり、感じ取れないことがたくさんあります。
教育文化学科では、「体験」の必要性を強く感じ、Experienced-Based Learning (EBL) というオリジナルプログラムを設置しました。「体験教育実習」では、事前学習にもとづいて、個人で計画を立て、実地します。「異文化体験実習」では、海外の目的地について事前学習を積み、実習にグループで現地を訪問し、その地域の人々と文化に触れます。これらの他にもプログラムは多種多様です。
毎学期、履修登録が可能(同じ科目の複数回履修も可能)であり、卒業に必要な単位数にカウントされます。また、春休み・夏休みの長期休暇を利用し、「体験」を実施することも可能です。

Matsumura Ami

楽しい、新しい、面白い!それが体験教育実習や異文化体験実習で毎回感じていることです。「京都の職人にインタビューをする」という私の実習内容は以前から興味をもってやっていたことでしたが、大学の授業としてそれに取り組めたのは実りの多い経験でした。少人数でアットホームな雰囲気の中、自分のやりたい事に対するアドバイスや提案はもちろん、それぞれの疑問もシェアして皆で考えられる、対話の場でした。小さなアイディアからでも話がどんどん広がっていくのはとても面白かったです。最後は自分の体験をやりっぱなしにせず、皆に報告をします。それぞれの発表から沢山の刺激を受けました。 今受講している異文化体験実習でも、Place Based Learningの学びの面白さを実感しています。授業は教室だけにとどまらず、京都中、日本中、そして世界中が舞台です。 自分の考えが深まり、人の輪が広がるこの授業を、来年度も受講したいです。

Hara Shione

私は昨年の秋学期、教育文化学科にだけある異文化体験実習という科目を履修し、韓国の東国大学の大学生とプレゼンテーションを行いました。私は韓国の学生側のプレゼンテーションへの熱に大変驚き、ここにも日韓で差があるのだと衝撃を受けた記憶が鮮明に残っています。1つ目は、発表の際の服装がまるで企業でプレゼンテーションを行うみたいだったこと、2つ目はスライドのクオリティーが凄く高かったこと、3つ目は台本を一切見ないでハキハキとしていたところです。日本の大学でもプレゼンテーションで成績評価がされることがありますが、クオリティーや技術よりも発表することに意味を持っているような印象を受けました。一方韓国の大学ではプレゼンテーションを重要視する授業が存在しています。そこで私は派遣留学先の延世大学という韓国でトップレベルの教育を誇る大学での学びを通して、知識だけではなく自分の武器となるような技術も身につけたいです。

Murakami Yukari

教育文化学科で学ぶ中で、実際に体験しながら学ぶ機会はたくさんありました。私は、自分が納得しないと中々理解することが難しいので、ハワイでの教育機関の訪問や、実際にボランティアの経験などをしたことは自分の学びにとって、とてもプラスになりました。座学だけじゃなく、経験や体験をしながら学ぶことによって社会問題や教育に関する課題について理解が深まり、さらにその中で疑問が生まれることで次の学びにつながると思います。何かを学ぶ際には、授業を聞くだけの受け身な学びではなく、自分で体験し、考えることができる環境と姿勢が大事だと感じました。

Imai Shinya

私の考える教育文化学科のいいところは、「教育」あるいは物事を多角的視点から考える力を養えるというところです。私は教育を地域活性化の視点から考えることに興味を持ち、島根県隠岐郡海士町の公立塾である隠岐國学習センターで1年間インターンをしていました。海士町は離島であり日本の課題先進地域です。日本がこれから直面するであろう問題にすでに真っ向から挑んでいる地域です。この地域の高校には島留学という制度があり、全国から高校生が集まっています。私はその高校生たちと、島の魅力のPRそして、文章表現力の育成を目的として、地域の自然環境等を特集した雑誌を作ったりしていました。「グローバル」という言葉が溢れている今、「ローカル」に飛び込めたのは物事を多角的に考える力を養える教育文化学科で学べたからこそだと考えています。

Miki Atsuko

学生ボランティアとして高校留学のサポートをする活動を続けています。そういった自分の興味がある分野でのボランティアやインターンシップの体験を単位認定されるところに惹かれ受講しました。
私は子どもの貧困問題に関心があり、文献やデータで知る子どもの貧困が本当にそうなのか、今貧困のなかで生きる子どもたちは何を感じ、どう生きているのか実際にその中に入って知りたいなと思ったことがきっかけで、大阪のこども食堂でご飯を作って子どもたちと一緒に食べるボランティアの活動に参加しました。見てすぐにわかる貧困と、子どもたちと一緒に過ごすなかでやっと見えてきた心の貧困がありました。体験を通して知ることが出来たことも多く、よかったなと思います。実習期間で何を学びたいのか、起こりうる問題を事前に全部自分で考えるプロセスがあり、実習を通して何を知ったのか、何ができたのかを振り返る時間もあるので非常に有意義な活動になりました。

Nosaka Takumi

僕は東京のベンチャー企業で、1年ほどインターンシップをしました。その企業では、Webメディアの編集長として、記事の執筆から採用まで様々な業務を行い、情報を発信するノウハウを身につけました。こうした経験・ノウハウは大学内だけでは得られないので、大学の外に出て、自ら求めていく必要があります。しかし、これは「大学で学ぶことは社会では役に立たない」ということではありません。なぜなら、大学で得た視点と大学外で身につけたノウハウを合わせていくことで、単純な理論や合理に囚われない、バランスの取れたアプローチが可能となるからです。だから、みなさんもこの体験教育の機会を活かして、学問・技能のどちらもバランスよく学び、多角的で意義のあるアプローチの仕方を身に着けていただければなと思います。

Kondo Saeka

私の体験教育の経験は、2年次に「異文化教育実習」という学科のプログラムで、ハワイに行ったことです。ハワイには多くの日系人がいることから、「日系文化がいかに継承されているか」をテーマに研究しました。実際にハワイの日系の方々が、現在も日本文化を継承し続けている姿を見て驚き、感動しました。というのも、私はこの研修以前、既に2度ハワイに訪れていたものの、ハワイに日系人が多いという事実さえ知らなかったからです。何の目的もなく行う体験(旅行)はただ楽しいだけで終わってしまいますが、その場所の歴史を学び、目的をもって行う体験では多くを学べました。この経験を通して、ハワイという国が身近に感じられる様になりました。世界は国境があるから他国に対して排外意識を持ってしまうものの、歴史や文化を学ぶと多くの国は兄弟のように感じられます。このプログラムでの経験に感化され、私は多くの国の方と会話し、視野を広げたいと考え、大学時代は短期留学やバックパッカーをし、充実させることが出来ました。

Fujii Hayato

私の体験教育について語るとすれば、休学中に行った障がい者の方のボランティアや、釜ヶ崎の炊き出し参加ツアー参加、海外の教育視察(シンガポール、アメリカ、オランダ、フィンランド)等があげられると思います。どれも、現場を見ているからこそ、一次情報を見ているからこそ、言えること、感じることがあります。例えば、海外視察についても、日本で報じられているような内容がそもそも歪曲されていたり、事前に思っていたような想定と違ったりしたことがありました。その現場を見たから言える視点を元に、自分の意見を組み立てることは、机上での学習だけでは絶対になし得ないことなので、本当にそれらを経験することができてよかったと思っていますし、これから企業で仕事をしたり、自身で事業をするにしても、一次情報に触れることの大切さを噛み締める態度を強く意識するきっかけとなりました。