井上ゼミ

私たちは井上ゼミです。 井上先生のもとで心理学を勉強しています。これは食事会の時の写真です。毎週こんなことしているわけではありません。春学期は心理学や教育文化学に関する日本語の論文と英語の論文を各1つずつ読んで、レジュメを作り、発表しました。秋学期は2つのグループに別れて異文化理解やバイリンガルに関するテーマを設定して、グループ研究を行います。残念ながら、井上先生は来年度いなくなってしまわれます。 ワインの好きな先生は、時間をかけて秋田から京都まで飛行機でわざわざ来てくださっています。今年は週1で着物を着ることを目標にしていたそうですが、最近は暑くなってきたのでやめたみたいです。また涼しくなってくる10月から再開するらしいです。

卒業論文テーマ(一部)

「顔と声が人物の印象形成に及ぼす影響」
「子どもの発達形成とそれにかかわる環境に関する心理学的考察」
「学校教育における読書指導」
「笑顔が相手に与える印象とコミュニケーションへの影響」
「留学生の文化適応とその援助について」

越水ゼミ

ヨーロッパの教育文化に関心を持つ者が集まるゼミです。3回生の春学期には、まず『歴史学入門』(福井憲彦著、岩波書店、2006)を読みます。教育文化へアプローチする方法として歴史学について学ぶのが目的です。続いてフィリップ・アリエス(杉山光信、杉山美恵子訳)『子供の誕生』(みすず書房、1980)に挑戦します。一人で読み通すのは難しそうな本ですが、全員で担当箇所を決めて内容をまとめるレジュメを作り、それを授業で報告し、疑問点や注目点などを議論しながら読み進めます。ヨーロッパの教育の変化を詳しく知ることができます。3回生の秋学期は、さらに視野を広げてロベール・ミュシャンブレッド(石井洋二郎訳)『近代人の誕生』(筑摩書房、1992)を通読します。以上の全体学習と並行して、3回生から各自の卒業論文のテーマ設定と文献探しにも取り組んでいます。4回生ゼミでは、毎回、卒論へ向けた研究報告が行われ、全員で検討して内容を深めます。

卒業論文テーマ(一部)

「西洋余暇文化史への試み―思想と実態の変化から―」
「チェコ児童文化の魅力―絵本・人形劇・人形アニメーション―」
「グルントヴィの思想とフォルケ・ホイスコーレ」
「ドイツにおける教員養成―理論と実践を統合した教員養成―」
「フィンランドにおける特別支援教育」

沖田ゼミ

沖田ゼミでは、江戸時代から明治・大正・昭和にかけて、教育史に関する基礎的な文献を読み、読解力と具体的な論文の書き方を学習します。具体的には一人ひとりが『日本国民をつくった教育』のテキストを分担して発表し質疑応答を行います。特に本ゼミでは、ゼミ生が主体となり学生同士の議論を大切にし、これらの作業を通して研究テーマを発見し、論文作成に必要な方法と知識を修得します。
体育会の学生や一般学生などさまざまな個性を持った学生で形成されており、メリハリが保たれたより良い雰囲気で学ぶことができ、各々の持つ特質を活かすことができるゼミであります。
また、ゼミ以外の時間では食事会や、休み期間中には3・4回生合同でのゼミ合宿などを行っており、その他にも沖田先生の誕生日やランチを一緒にするなど、ゼミでの行事がたくさんあります!

卒業論文テーマ(一部)

「近世における武士道の教育史的研究 」
「近世三井家の『家』思想と奉公人教育 」
「学園ドラマからみる教師像の変遷 」
「幕末志士の自己教育の一考察ー坂本龍馬を事例としてー 」
「「もののあはれ」にみる感性教育論ー本居宣長の歌論を中心にー」

中川ゼミ

中川先生はゼミ生みんなに愛されるクマみたいな方です。3回生ゼミでは「バガヴァッド・ギーター」について学び、インド社会の根本にある思想を学んでいます。ゼミ生同士の活発なディスカッションも行ない、ギーターに述べられている人生哲学についての深い理解を目指しています。中川先生は、ご自身で撮られたインドの写真や映像を見せてくださったり、インドで体験したエピソードを話してくださるので、週一度のゼミは私たちゼミ生の楽しみになっています。
4回生は、中川先生が醸し出す穏やかな雰囲気のもと、学生が主体となって活動しています。教育や文化に関わることなら幅広く研究することができるため、学校における身体論や日本人のアイデンティティ、演劇に関することなど、ゼミ生の研究テーマもバラエティ豊かです。これまでの経験や日々の生活を通して生まれる問題意識や興味関心を研究に反映しているゼミ生が多いです。

卒業論文テーマ(一部)

「エーリッヒ・フロムの「ある様式」について」
「宮沢賢治はどのように語るのか-現象を語る賢治の言葉」
「グルジェフの人間形成論」
「シュタイナー教育における「教室」―フォルムと色彩から」
「ハズラット・イナヤット・ハーンの教育論-スーフィー的人間形成について」

ビリーゼミ

ビリーゼミでは、「行動を伴った学び」を行うことをモットーに、活動しています。主に、①自分と世界とのつながりを知る。②そのつながりを知ったうえで責任を持つ。③主体性を持って実際に行動に移す。これら3つのポイントをベースとして、グローバリゼーションと教育とのつながりを学んでいます。英語で文献を読み、ディスカッションやディベートを行うアカデミックな活動はもちろんですが、ナイトハイキングや仮装パーティーなどの楽しいアクティビティを通しての学びや、文献などから学んだことを児童館で子供たちに授業をするなど、ゼミ生が主体となって実際に行動に移して活動することも重要視しています。最終的にゼミ生は英語で卒業論文を提出するので、英語に触れる機会がたくさんあるのも、ビリーゼミの特徴です。

卒業論文テーマ(一部)

「Teacher Training in Citizenship Education as a Means to ESD in Japan」
「Beyond Just Survival: A Study of "Resilience" Among NGOs Working with Victims of Sex Trafficking in West Bengal, India」
「The Educational Function and Value of International Expositions: A Case Study of the 2005 World Expo in Aichi, Japan」
「Beyond the Counterterrorism Mindset: An Analysis of the Politics of Education Reform in Pakistan」
「The Spread of Shadow Education: A Brief Study of the Overseas Expansion of Japanese Juku」

山田ゼミ

山田ゼミでは、「高等教育の質保証」をめぐる様々な諸概念や制度について学びます。ゼミでは、大学改革に関する文献を講読し、発表者は事前に文献の内容と論点をまとめます。そのレジュメに基づき、ゼミ生の相互の意見交換、ディスカッションを通して、高等教育の在り方について考察します。またその際に日米の高等教育の比較を中心とした、多角的な分析的視角を利用し、教育文化の国際比較を試みます。また、ジェンダーと教育をめぐる問題についても考えることができ、研究内容は広範囲に及びます。
また、「日本政策会議(ISFJ)」の参加(任意)に向けてプロジェクトを立ち上げ、ゼミ以外の時間でも、ゼミで学修した知識を応用し、チームワークを発揮し、主体的に学ぶことができます。
このように、山田ゼミでは、日本の高等教育の諸問題についての疑問や問題点を発見し、それらの問題の解決へ真剣に向き合います。そして、学生に求められる「学び」の本質について見直し、充実した「学び」ができるゼミだといえます。

卒業論文テーマ(一部)

「大学院における社会人学生の学びがどう生きるか」
「「キャリア系学科」における「教育の職業的意義」の検討」
「ロールモデルにおける性別の偏りと女性の理工系学部進学率の関係性についての考察」
「現代学生の自治意識の内実とその背景―60年代後半、全共闘時代の学生との比較から―」
「教育の地域間格差―都市と地方の教育格差について―」

吉田ゼミ

吉田ゼミでは、主にキリスト教文化の観点から多文化共生社会における人間形成の問題を考察しています。フィールドとして扱うのは、アメリカ社会、そして、そのグローバル社会との関係です。アメリカ社会がグローバル社会に対して自称し、または要求する「多文化」とはどのようなものなのか、またはそれを担う市民はどのように「人間形成」されているのか等を中心に研究しています。
基本的に文献や史料を読んで自分の研究を進めていきます。文献は日本語だけでなく英語のものも取り扱い、史料には書簡、報告書、機関紙、新聞、映像、雑誌などを使います。毎週または隔週のペースで自身やグループの進捗状況を文書にし、先生やゼミ生に報告します。
例年、勉強熱心な学生が集まる印象です。先生からの手厚い指導もあり、研究で行き詰った時も他の学生や先生に相談しやすい環境となっています。英語が不得意でも問題なく、自分の好きなテーマをとことん追求することができます。「他のゼミより大変そう」と思われることもありますが、ゼミ生の多くがアルバイトや部活・教職課程などと両立しており、また学年の垣根をこえて皆で食事に行くこともあります。

卒業論文テーマ(一部)

「1920年代「理想的アメリカ人」の創造-優生学の両義性-」
「1940年代「市民的自由」の形成-ACLUの観た日系人強制収容-」
「1950年代~1960年代『理想的アメリカ人』と日米関係-日系人モデル・マイノリティ論に託されたもの-」
「1960~1970年代ヒーローが守ろうとしたアメリカ社会-スパイダーマンと青少年薬物乱用問題 」
「1980年代~1990年代倫理的消費を巡る一考察-イコールエクスチェンジによるフェアトレード運動」